煎じ代行サービスなら薬煎院薬局

煎じが不要な、無菌・無添加パック入り漢方煎じ薬(煎じパック)

薬煎院薬局のホームページにお越しいただきましてありがとうございます。
当薬局では、漢方薬をお求めのお客様に無償で「煎じ代行サービス」を提供しております。このサービスは、お客様の症状と体質に合わせた漢方薬を薬剤師が調剤すると共に、漢方薬について一番良く理解できている薬剤師がお客様に代わって最適かつ最良な条件で漢方薬(生薬)を煎じ、携帯可能な無菌アルミパックに充填してお渡しするサービスです(当薬局では常に100%天然水を使用して煎じます)。お客様は、オーダーメイド処方された漢方薬をお求め頂けるだけでなく、ベストな条件で煎じた漢方薬(無菌・無添加)を安心して服用して頂けます。当店で漢方薬を購入されるほとんどのお客様にご利用頂くと共に大変好評を得ております。

無菌アルミパック入り煎じ薬
薬煎院薬局(福岡市早良区西新)では無菌アルミパック入り煎じ薬(漢方薬)を提供しております。

煎じ薬とエキス剤の違いと「煎じパック」について

無菌アルミパック入り煎じ薬(煎じパック)は、漢方薬を服薬する上で乗り越えるべきいくつかの問題点をうまく解決しています。煎じパックの持つメリットをご紹介するために、古来より用いられてきた「煎じて飲む漢方薬」(煎じ薬)と現代風のエキス顆粒剤(エキス剤)のそれぞれの特性や問題点について分かりやすく説明し、両者の長所を兼ね備えた「煎じパック」についてご紹介します。

●エキス剤について

皆様は漢方薬と言えば「どのような形」(薬の形のことを剤形といいます)を思い浮かべられますでしょうか?多くの方は番号が付いてアルミシートに入った「顆粒状」の漢方薬、エキス剤を頭に思い描かれるのではないでしょうか。

エキス顆粒剤の絵
エキス顆粒剤(エキス剤)

エキス剤は、今から70年程前、フリーズドライ(凍結乾燥法)、スプレードライ(噴霧乾燥法)などの方法を用いて日本で作られました。後述の煎じ薬のように患者さんが生薬(漢方薬)を煎じる必要が無く、どこにでも持ち運べるという優れた利便性があります。さらに、薬局や病院でも処方しやすいため(エキス剤を箱から出して日数分を準備するだけで済みます)急速に普及し、汎用されるようになりました。

エキス剤の絵
エキス剤は約70年前に日本で開発された漢方薬の新しい剤形です。持ち運びができ、調剤する薬剤師にとっても使いやすいという特徴があります。

●煎じ薬について

本来の漢方薬の姿は、その多くが草根木皮などの生薬を水で煎じて服用する「液体」のお薬です(煎じ薬と言います。薬湯、煎剤とも言います)。煎じ薬は、患者さんが自分で煎じなければならないことに加え、時間と共に腐敗するため、よほど衛生状態に気を付けない限り持ち運ぶことができません。患者さんが生薬(漢方薬)を煎じる際には、とろ火で30分から1時間ほどかかり部屋中に漢方薬の香りと蒸気が充満します。またこの作業をほぼ毎日行わないといけないため、大変手間とコストがかかります。
漢方薬を毎日煎じて服用される方のために、マイコン煎じ機なども市販されていますが、1台2万円以上かかり、マイコン煎じ機を導入しても毎日の電気代がかかる上に、煎じた液を便利に持ち運べるわけではありません。

煎じ薬とは生薬を土瓶などで煎じた液のことを言います。

現在ではエキス剤が普及し、煎じ薬の利用は年々減って来ています。しかしながら、一部の専門家の間では煎じ薬が廃れることなく用いられています。その理由は、漢方薬の効力(薬効、薬の効き目)という点において、エキス剤は煎じ薬に及ばないからです(漢方薬の真の力を知る本格的な薬剤師ほど煎じ薬を重要視します)。

エキス剤は、製薬工場において生薬を煎じて煎じ薬を作り、その液から水分を除去して作ります(水分を飛ばすとも言います。飛ばすとは気化させる、蒸散させるという意味です)。しかし、その際、水分と共に幾つかの有効成分も失われてしまいます(水分の他に揮発性の高い成分などが失われる)。つまり、エキス剤は煎じ薬に比べて含有成分量が少なく、煎じ薬の効果には及びません(煎じ薬は液をそのまま服用するため含有成分が失われることはありません)。下図に「煎じ薬」と「エキス剤」の含有成分量の違いを比較したグラフを示します。

煎じ薬に比べ、エキス剤は有効性が劣ります
エキス剤は、製剤上の宿命として水分除去工程があるため、この過程で有効成分も減少消失します。従って煎じ薬に比べ効果が劣ります。

エキス剤で不均一な含有成分の消失が起きるということは、病気を治す際、煎じ薬の方がより早く効果的に治ることを意味します。そしてこの効果の差は病気が難病や慢性疾患であればあるほど如実に現れます。なぜなら、上図の成分の違いは1回分量を示しているだけにすぎず、1年間、1年半、2年と煎じ薬とエキス剤などの漢方薬を服用したとすれば、両者の差は365倍、548倍、730倍にも増幅されることになるからです。
例えば、上右図において葛根湯、白虎加人参湯、補中益気湯、十全大補湯に含まれるグリチルリチン酸の効果に着目するとしましょう。ここで葛根湯は急性疾患に用いられることが多く、長くても数週間程度の服薬が一般的なのですが、白虎加人参湯、補中益気湯、十全大補湯などは慢性疾患の治療のために数年単位で服薬することがあります。
葛根湯中のグリチルリチン酸量は、仮に煎じ薬を1とした場合、エキス剤で0.8程になります。葛根湯を1週間処方すると、煎じ薬は1x7日分=7と言う値になりますがエキス剤では0.8x7日分=5.6となり、両者の際は1.4程度です。
一方、白虎加人参湯、補中益気湯、十全大補湯などの長期服用が多い処方の場合を考えると、同様にグリチルリチン酸量について、仮に煎じ薬を1とした場合、エキス剤で0.5以下です。これを1年間服用すると、理論的には煎じ薬が1x365日分=365と言う値であることに対し、エキス剤では0.5x365日分≒183となり、差は約183と大きくひらきます。
このことからも、長期服薬が必要な慢性疾患であればあるほど、煎じ薬とエキス剤の効果の差が開くこと。および、慢性疾患を治療する場合には煎じ薬がエキス剤より有利であることがお分かり頂けると思います。
もしこのサイトをご覧の方が、難病や慢性疾患に悩まされていて、漢方による確実な治療を検討されているのなら、エキス剤より煎じ薬をチョイスすることを強くお薦めします。

しかしながら、煎じ薬は毎日の煎じる手間やコストがばかにならず、長期服用を強いられる慢性疾患では大変な労力となります。また、煎じ薬は旅行先などに持って行くことはほぼ困難です。つまり、煎じ薬はエキス剤より良く効いても、残念ながら忙しい現代人のライフスタイルに合っているとは言えないのです。

そこでお勧めしたいのが、煎じパックです。煎じパックは、薬剤師が処方毎に最適な条件を選び、天然水と生薬のみで煎じてパッキングを行います。このため添加物を一切含まず、出来上がった煎じパックはどこへでも持ち運べます。煎じが不要なばかりか、煎じパックは無菌状態で充填しますので室温にて3カ月間安定して保管できます。このように、煎じパックはエキス剤の持つ利便性と煎じ薬そのもの持つ効力の強さを併せ持つ新しい漢方薬の形と言えます。

煎じ代行サービス

煎じ代行サービス
薬煎院薬局の煎じ代行サービスは、煎じのご依頼を頂いてからお作り致します。

薬煎院薬局では、お客様の体質や症状に合わせてオーダーメイドの漢方薬を調剤するだけでなく、お客様のご要望によりお客様に代わって煎じを行い、持ち運び可能な便利な無菌アルミパックに入れてお渡しするサービス(煎じ代行サービス、当店で漢方薬をご購入の方に無償で提供中)を行っております。

漢方の専門知識を持つ薬剤師が漢方薬を煎じることにより、処方に合わせた「ベストな状態」で煎じが行われます。お客様は煎じ作業を行う必要がないばかりでなく、最適な条件で煎じた漢方薬を手間をかけずに、どこでも簡単に服用頂けます(アルミパック入り煎じ薬はコンパクトで破れ難くどこにでもお持ち頂けます)。

全くの無添加であること

エキス剤は、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、安定化剤などの添加が必須であり、これらを加えないと薬を作ることができません。つまり、エキス顆粒の場合は、ただでさえ有効成分量が少なくなっているにもかかわらず、本来、薬効とな何の関係もない添加物(不要物)が入っていることになります。吸収性においても煎じ薬に劣ります。
これに対し煎じ薬は生薬と水以外の添加物を一切含まないため、添加物による薬疹などが起きまんせ。味は美味しいものではありませんが、誤嚥が起きにくい液体であること、かつ添加物を含まないことから、小さなお子さんも(1才の赤ちゃんから)服用可能です。当店の煎じ薬パックの中身は、生薬を天然水で煎じ(当店では、煎じ用の水には水道水を使いません)、細心の注意を払って無菌状態で封入しており3ヶ月間の室温保存が可能です。液体であるため体への吸収が早いという大きな特徴があります。

難しい漢方をより親しみやすく…

漢方の考え方は中国の古い考え方に基づいています。最もベースとなるのが陰陽論で、これは「宇宙の森羅万象は陰(いん)と陽(よう)の二つの要素から成り立つ」とする考え方です。この陰陽論に「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる」という五行思想が結び付いて陰陽五行説となりました。これらの説を発展させ、漢方では病気を陰陽の性質から、陰―陽、表―裏、寒―熱、虚―実の4対8項目に基づいて分析(八綱弁証:はっこうべんしょう、といいます)し、それに対応する処方を検討し導き出します(日本の漢方は、昔の中国医学を基礎として発展しましたが、経験を重視するというような日本独自の工夫がなされ、現在の中国の医学〔中医学といいます〕とは少し異なります)。

専門用語が多いため漢方は難しいですが、大切なことは、個々の専門用語に意味があるのではなく、昔の人が「どう考え」、「何を伝えようとしていたか」です。今も昔も森羅万象自体は不変ですが、森羅万象について昔の人がどう考えたかについては、現代の言葉を用いて、また新しい知識で補足しながら理解することは難しいことではありません。

同様に技術面においても、漢方処方はそのままに「煎じパック」という新しい技術を用いることにより、昔から用いられて来た処方を大切にしながら無理なく続けていくことができます
これまで患者さんが漢方を煎じるという考え方について、考え方を一歩進めて(むしろ逆転の発想により、)漢方のことを一番よく知っている薬剤師が煎じたほうが患者さんにとって服薬が楽になり親しみやすくなると思います。

漢方は2000年近い歴史がありますが、その間に廃れずに今も用いられている理由は、副作用の少なさや西洋薬で補えない病気に対応できるからです。考え方も用い方も敷居が高かった漢方をより親しみやすくすることは、当薬局の使命の1つだと思っております。

以下、法律に基づく当薬局の情報表示となります(このホームページを見て漢方薬をご注文される場合にご一読ください)。

第1類医薬品、第2類医薬品及び第3類医薬品の表示および情報提供

2019年4月12日

Posted by 薬剤師 井手